2020/09/09 15:12

いつも調子が悪く、体重は70kgと太っていた私ですが、そんな私にも良い出会いがあり、トントン拍子で結婚に至ります。

「結婚するなんて、女性にとって何のメリットも無い」


と考えていた私でしたが、そんな人でも結婚してしまうのですから、不思議ですね(笑)

結婚して、めでたく妊娠・出産。

約1年間ほど産休・育休を経て、無事に会社に復帰することになりました。
子供は3900gを超えるBig Baby。

出産予定日を10日超えても生まれてこない。
陣痛もない。

陣痛促進剤を使っての普通分娩予定が、緊急帝王切開になってしまいました。

とあるマタニティクリニックさんで、看護師さんたちが、さっきまでカルテをだーっと並べて何か作業していた、手術台の上に乗り手術。
衛生状態は、わらっちゃうほどでしたが(笑)

でも、子供自体がもう大きかったし、そんな衛生環境もあってか、アレルギーなどもない、健康優良児として生まれてきてくれました。
その後も特に大きなけがや病気もなく過ごしました。

そして、産休・育休中に山形県から千葉県に引っ越しをしました。
いよいよ職場復帰。

子供も1歳近くなった時に言い渡された、復帰の先はなんと「本社」!


私は、ずっと現場でMRでしたので、本社で何ができるのか、不安でたまりませんでした。
エクセルも、パワーポイントも何も使えなかったですから。

しかも、営業成績だって、ずっと中くらいでした。
でも、楽しかったですね。

MRという仕事をしていましたが、決して「家政婦のナギサさん」のメイように、素敵な感じでは仕事をしておらず、泥臭く、時には長靴を履いて、カローラを華麗に乗りこなしたり、冬の山道でブレーキを踏んで、車をボコボコにしたりもしましたね・・・(遠い目)


さて、そんな思い出に浸りながら、2015年1月から、初めての本格的な通勤電車に乗って、片道1時間かけて通勤しました(つくばエクスプレス→山手線or京浜東北線)


最初に頼まれた仕事は、不安だった「エクセル」を使った仕事で、始めは膨大なデータを手で数え、計算機で計算して、結果をエクセルに何とかそれらしくまとめていた、というのは秘密です。。。

データは、勿論間違っていました(笑)


「なんでだろう?VLOOKUP関数使ったんだよね!?」

って上司に言われて、「VLOOKUP関数」を後からGoogleで調べたことも、秘密ですよ(笑)


イメージと正反対だった「時短勤務」


子供がいながら仕事をすることってこんなに大変なことなのかと、復帰後すぐに現実を突きつけられました。

朝は朝食を食べさせ(まだ、離乳食でした)、持ち物の準備をして、家の前まで送り出す。
*ありがたいことに、バスで自宅前まで迎えに来てもらえるとのことで、お願いしていました。

朝、でがけに、う〇ちをしてしまって、焦っておむつを替えたり。

昼、集中して仕事しようと思えば、保育園から「お熱が出たので・・」とお迎えの連絡が来ることもあるし、

夕方16:30を過ぎたら、もうお迎えがほぼほぼアウトなため、時間制限がある中での業務。

しかも、慣れない本社勤務。

職場復帰した部署は、新規に立ち上がったばかりの部署で、女性であっても子供はいなかったり、お子さんがもう大きな50代の男性が中心の部署への配属だたため、16:30に帰る私は、次の日に話についていけなかったり、仕事に関してもあまり責任のある仕事は任せてもらえない環境でもありました。

まわりの同僚の方からしたら、最大限配慮してもらっていた環境でもあります。
でも、今思うとマミートラックになっていたかなぁと思います。

でも、なかなか厳しかったですね。
16:30に帰る私に「あ、もう帰る時間?」と聞かれるたびに、帰りずらいし、なんともいえぬ罪悪感を感じていました。

独身時代に私は、「時短勤務っていいなー、仕事時間短いし、優遇されているって感じだなぁ」と思ってましたが、、、
私が実際に体験した時短勤務は、そんな優雅な時短勤務ではありませんでした・・・

保育園にお迎えに行って、家に帰って、ご飯を食べさせ、お風呂に入れて、寝かしつける。
夜は、まだ夜泣きをするし、まだ母乳も上げていました。

子供がちょっと寝がえりを打てば、起きてしまって。
睡眠時間は、一体どれくらいだったんでしょうか・・

保育園から持ち帰られるすさまじい感染症の数々(笑)

それまで、ネットや育児雑誌で色々な話を聞いていましたが、保育園からは色々な病気をもらってきましたね(笑)
いつも鼻水、そして、一番困ったのが胃腸炎!

私は、嘔吐恐怖症でもあり、子供であっても、嘔吐に対してはかなり強い抵抗感があります。
もちろん、自分の子供ですから、何もしないわけにはいきません。
仕事を休み、頑張ってケアしていました。
そんな時に、急な仕事があるものです。

パソコンを開こうと思ったら、パソコンを会社に忘れてきたことに気づきました。
仕方なく、夕方でしたが、主人に子供の世話を頼み、東京の会社までパソコンを取りに行きました。
次の日も、休むことがほぼ確実だったので。

会社にパソコンを取りに行った帰り、お腹の調子がどんどん悪くなっていくのを感じました。
ちょうど帰宅ラッシュの時間で、座って帰ることもできませんでした。
つくばエクスプレスの中では、うずくまって最寄り駅に。

その夜は、私も子供も悲惨な夜を過ごしました。


ちなみに、これ以降、冬になると徹底して胃腸炎の予防をするようになり、この後一切胃腸炎にかかっていません。
6年も前のことを、ありありと思いだせるのは、それだけインパクトが強かった事件だったのだと思います。

そして、この胃腸炎事件が、私が「健康」に焦点を当てるきっかけになったような気がします。

この時感じたのは、こんな事だったと思います。
子供の免疫をあげてあげれば、子供が幸せだし、私も仕事ができて、幸せ。

もっと正直な心の底の気持ちは、
仕事をがんばりたい、同僚や上司に迷惑をかけたくない。
自分の実力を出せることをもっとしたい。
体調を崩している場合じゃない。
会社を休んでいる時間はずっと不安。



職場復帰をしたのは、たくさんの人がいる本社。
私からすると、みんなすごい能力を持っている人ばかりという印象。
学歴も、頭の回転も違う。

特にこれと言った成績も出さずに本社勤務になった私は、ものすごい劣等感を持っていました。

そこに追い打ちをかける、子供の病気、そして、自分の体調不良。
休んでいても、会社のやり取りがみえてしまう(会社スマホのメールなどで)ので、焦りがすごい。
みんなが、私のことをどう思っているのか気になる。

私の「健康」への意識は、きれいごとではなくて、自分のためでした。
自分が、これから会社で生きていくため、少しでも成長、成功していくために「健康」である必要があったんです。

マミートラックをどうにか、抜け出したかったんですね。


今、振り返ると、ある種の強迫障害のような感じにも受け取れます。
でも、それだけ必死で、新しい場所・部署での仕事、そして子育てをしてきた自分はえらいぞ、と今なら言ってあげられます。

もし、今似たような環境にある方がいたら、その焦る気持ち、辛い気持ち、とっても理解できます。
仕事ができない、やらせてもらえない悔しさも、ものすごくわかります。


次回予告


さて、こんな切羽詰まった私は、どうやって会社員時代を生き抜いていくのでしょうか。
そして、いつ「はちみつ」と出会うのでしょうか。

また、書きますね!

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